明治維新

維新志士「桂小五郎」の刀や妻の松子(幾松)や改名遍歴、子孫や高杉晋作や新撰組との関係などについて紹介します!

どもども、武将好き歴史ファンのジョーです。

今回は、歴史上の人物でも冷静で聡明な人物「桂小五郎」についてご紹介していきます。

桂小五郎の簡単な略歴は以下ですね。

桂小五郎のプロフィール

  • 1833年:誕生
  • 1864年:禁門の変
  • 1866年:薩長同盟
  • 1871年:廃藩置県
  • 1877年:死去(45歳)

桂小五郎といえば、長州藩維新志士の中でも最も活躍した人ですよね。

高杉晋作と同じくらい歴史好きの人はご存知の英雄かとは思います。

(人気は高杉晋作の方が高い気もしますけど)

この記事でわかる事としては、「桂小五郎」の縁の物事、周辺情報についてまとめています。

今回は、「維新志士「桂小五郎」の刀や妻の松子(幾松)や改名遍歴、子孫や高杉晋作や新撰組との関係などについて紹介します!」と題してご紹介して参ります。

ぜひ、勉強に役立てて下さいね。

それではさっそく見ていきましょう!

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桂小五郎の刀を紹介!

引用:https://bakumatsu.org/photos/view/402

幕末の長州藩は人材の宝庫で高杉晋作、伊藤博文、山県有朋、大村益次郎、井上馨など数多くの政治家や軍人を輩出していますね。

もともとは、松下村塾の吉田松陰の元で学んだ人たちばかりだと思います。

その中でもっとも明治新政府で活躍した人物といえば、桂小五郎こと木戸孝允ですね。

桂小五郎は江戸三大道場の一つ、練兵館で5年間塾頭を勤めます。

そして、新選組局長の近藤勇に「手も足もでない」と言わしめたほどの剣術使いだったと言われていますね(近藤は竹刀剣術が苦手だったというのもありますけど)。

桂小五郎こと木戸孝允は、薩長同盟の長州藩代表となり、その後新政府の参議として、五箇条の御誓文、大政奉還、廃藩置県などを提言し、新政府によって実現させた人物でもあります。

桂小五郎の刀:備前長船清光

引用:https://item.rakuten.co.jp/shinobiya/1572610/

そして、その桂小五郎がが幕末を乗り切るために帯刀していたのが、備前長船清光(びぜんおさふねきよみつ)でした。

備前長船清光は、備前国邑久郡長船、現在の岡山県瀬戸内市を拠点とした刀工の流派「長船派」(おさふねは)の流れを組む刀工清光が作った刀です。

この一振りについては、長船物と呼ばれて、現代でも高く評価されている刀です。

また、備前長船清光作の刀剣は、忠臣蔵で吉良邸に討ち入った赤穂浪士の中心人物である大石内蔵助が愛用していたともいわれています。

 




桂小五郎の改名遍歴について

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%88%B8%E5%AD%9D%E5%85%81

桂小五郎の改名の遍歴については、以下でどんどん変えていっているようですね。

もしかしたら、これもまだ一部かもしれませんけど

桂小五郎の改名遍歴

  • 和田小五郎
  • 桂小五郎
  • 木戸貫治
  • 木戸準一朗
  • 木戸孝允
  • 新堀松輔
  • 広戸考助

これだけ名前にこだわって、改名を繰り返した人も珍しいですね。

一番有名な桂小五郎も、木戸孝允も通過点でしかなかった。

改名を繰り返すことで、桂小五郎という人の思想にも近づいてみたいものですね。




桂小五郎の妻・木戸松子も有名

引用:Wikipedia

桂小五郎(木戸孝允)には命の恩人ともいえる、生涯を共にした女性がいました。

よく夫婦関係を「戦友」と言うご夫婦もいらっしゃいますけど、桂小五郎とこの女性もまさに、そのような関係だったと思われます。

その女性とは、妻となる松子(幾松)ですね。

固い絆で結ばれた戦友であり、いつまでも仲の良い夫婦でもあった二人。

逃げの小五郎を救った幾松

維新の当時、小五郎は幕府に命を狙われる身でした。

「逃げの小五郎」と呼ばれるほど、その逃げ足、足歩取りは掴めなかったようです。

そこで幾松(当時)は追われる小五郎を匿ったり、乞食に変装して身をひそめるところに食べ物を持っていったりして小五郎を助けます。

ここまで出来る、機転の利いた女性も少ないでしょうね。

ある日、幾松はあの新選組局長近藤勇から小五郎の居所を尋問されたことがあったようですね。

幾松は武士顔負けの度胸で近藤勇の尋問も切り抜けているようです。

近藤はその時の幾松の姿に心底驚き感心したと言います。

関連記事:新撰組局長・近藤勇の刀とその最後や墓や名言について紹介します!流山で捕まった最後の幕府武士

幾松のおかげで生き延びた桂小五郎は長州に戻り、藩のリーダーとして活躍していきます。

その後、小五郎の尽力、坂本龍馬、西郷隆盛によって実現するのが薩長同盟です。

こうして明治維新に向けた動きがより大きくなりますね。

明治後に正式に結婚した桂小五郎と幾松

桂小五郎と幾松は、明治に入り正式に結婚します。

そして、東京で一緒に暮らすことになります。

長州藩の指導者である桂小五郎と、芸妓の幾松のままでは結婚できませんでした。

幾松は一度長州藩士の家に養子に入り、それから結婚することになります。

それから幾松は木戸松子という名前になります。

小五郎30歳、松子20歳。

木戸松子は、結婚しても気遣いを絶やさず誠心誠意小五郎に尽くします。

小五郎は出かけるときはいつも松子を連れて歩き、仲の良い夫婦であったとされています。

桂小五郎と幾松の子孫

こちらでは、桂小五郎の子孫についてご紹介して参ります。

やっぱり明治の立役者だけあって、子孫も素晴らしい人がとても多いですね。

木戸正二郎(きどしょうじろう)

  • 桂小五郎(木戸孝允)の息子(養子)。実妹・治子と来原良蔵の次男。インド洋航海中に病死。

木戸孝正(きどたかまさ)

  • 桂小五郎(木戸孝允)の息子(養子)。東宮侍従長、宮中顧問官。

木戸幸一(きどこういち)

桂小五郎(木戸孝允)の孫にあたる。政治家。文部大臣、初代厚生大臣、内務大臣、内大臣を歴任。東京裁判にてA級戦犯となり無期懲役の判決を受ける。ほか、昭和戦前の重要歴史資料「木戸幸一日記」を記した。夫人は陸軍大将・児玉源太郎の娘、ツル。

木戸孝澄(きどたかすみ)

  • 桂小五郎(木戸孝允)のひ孫にあたる。日本銀行(日銀)勤務。日本勧業角丸証券常務。

木戸孝彦(きどたかひこ)

  • 桂小五郎(木戸孝允)のひ孫にあたる。弁護士。父・木戸幸一の東京裁判における弁護を担当。のち、JAF副会長、富士ゼロックス取締役。

井上和子(いのうえかずこ)

  • 桂小五郎(木戸孝允)のひ孫にあたる。宮内庁侍従職女官長。

濱本松子(はまもとまつこ)

  • 桂小五郎(木戸孝允)の玄孫(やしゃご/ひ孫の子)にあたる。宮内庁女官長。

木戸寛孝(きどひろたか)

  • 桂小五郎(木戸孝允)の来孫(らいそん/ひ孫の孫)にあたる。電通 入社。株式会社umari コンセプトデザイナー。NPO法人 世界連邦21世紀フォーラム理事長。

桂小五郎の死因

木戸孝允の死因についての正確な史料は残っていないようですね。

あくまでも状況判断と伝聞に基づく推測になっていることがほとんどです。

その推測というのが、肝硬変です。

もともと酒好きだったというよりも、酒豪であった木戸孝允。

それで肝臓が腫れていたそうですね。

ここから推測されるのはアルコール性肝硬変が死因とされています。

また、明治政府の政策実行の激務による蓄積疲労、またそこから来るストレスによる内蔵疾患なども考えられます。

こうして、慢性的な歯痛、腹痛、胸痛が続いていたとも伝えられておりますので、主な死因としては肝硬変または多臓器不全等が考えられています。




桂小五郎と高杉晋作、対照的な長州派維新志士

吉田松陰を介して、松下村塾で知り合うことになった桂小五郎と高杉晋作。

2人とも同じ長州派維新志士でありながらも、人柄、タイプは全く真逆だったというふうに伝えられていることが多いですね。

狂乱の高杉晋作。

高杉晋作の方が、やっぱり激情の人だったこともあり、人を率いたり、大きな敵を倒そうと幕府と戦をしたりなど、その戦い樣が当時から語られることが多かったのかもしれませんね。

かたや一方の、理路整然とした桂小五郎。

桂小五郎はもう、明らかに政治に徹していた感じもあります。

戦には参加もしていたのでしょうが、交渉・外交など、秘密裏に物事を進めていく役割は、桂小五郎が担っていたのかもしれませんね。

そして、幕府から狙われ、幾松に助けられていったのですね。

そして、男として絶頂期に死んでしまう高杉晋作。

明治に入り、苦悩に苛まれた桂小五郎(木戸孝允)。

この対照的な2人の生い立ちも、比較しながら見てみると面白いですね。

桂小五郎と新撰組の関係

のちの維新三傑として知られる桂小五郎ですが、幕末は新撰組に狙われていました。

そして、池田屋事件では危うく殺されかけるなど、命からがら生き延びてきている事実もありますね。

桂小五郎と新撰組とは、因縁の関係であったことは間違いありません。

また、近藤・土方・沖田が剣術を習っていた試衛館が、かつて桂小五郎が塾頭を務める剣術道場「練兵館」へ助っ人を頼んだこともありました。

実際には桂小五郎が助っ人になったわけではないらしいですが、奇妙なつながりがこの当時はあったわけですね。

 

桂小五郎(木戸孝允)のおすすめ本を紹介

こちらでは、桂小五郎(木戸孝允)のおすすめ本や漫画などをご紹介して参ります。

桂小五郎(木戸孝允)おすすめ本①木戸孝允と高杉晋作 学習まんが 世界の伝記NEXT

話も分かりやすく、サクサク読めます。

桂小五郎(木戸孝允)と高杉晋作の2人が主人公なので、当時の2人の関係や思想・心情がストーリーを通じてわかりやすく描かれていますね。

桂小五郎(木戸孝允)おすすめ本②:幕末・維新人物伝 木戸孝允

こちらも学習マンガですけど、桂小五郎(木戸孝允)の生涯がわかる一冊ですね。

西郷隆盛、大久保利通と並ぶ「維新の三傑」と呼ばれた、木戸孝允の生涯をコミックで描き、幕末から明治維新までの流れが理解できる内容となっています。

無料でおすすめ本を読むならKindle Unlimitedがおすすめ

引用:Kindle

維新三傑の桂小五郎や西郷隆盛など、歴史小説やコミック本などが読めるサービスとして、Kindle Unlimitedもたくさんの書籍を扱っているサービスですね。

様々な本を月額980円(税込)で、和書12万冊以上、また、洋書も120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になります。

歴史系のコンテンツも多いので、勉強にもなりますね。

ぜひこちらも登録しておくことをおすすめします。

関連リンク:Kindle Unlimitedに登録して歴史本を読む

桂小五郎(木戸孝允)のおすすめドラマ・映画

ここでは、桂小五郎(木戸孝允)が登場するおすすめドラマ・映画をご紹介して参ります。

桂小五郎(木戸孝允)のおすすめ大河ドラマ:西郷どん

最近ですとNHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」がもっとも記憶に新しいのではないでしょうか?

玉山鉄二さんがめちゃくちゃかっこいい桂小五郎(木戸孝允)を演じています。

この時の幾松を演じていらっしゃる藤井美菜さんという女優さんも大変お美しいですね。

U-Nextでしたら、NHKの大河ドラマシリーズも視聴可能ですので、そちらで観てみると良いかもしれませんね。

歴史映画やドラマはU-NextやAmazonプライムがおすすめ

こちらでは、過去のドラマや映画が観れるサービスを少しだけご紹介しておきます。

興味がある方は、チェックして観てください。

引用:U-Next画面

まずはじめに、U-Nextについてご紹介します。

歴史系の映画やドラマは、多くのビデオオンデマンドサービスによって提供されてきていますね。

その中でもやっぱり利用しやすかったり、コンテンツが豊富なのはU-NextやAmazonプライムビデオですね。

U-NextではNHKの大河ドラマも過去の作品が観ることができます。

料金は月額1990円(税別)ですね。

そして、約14万本の見放題作品と70誌以上の雑誌が読み放題! 加えてレンタル作品の視聴に利用できる1,200ポイント(1ポイント=1円)が毎月付与されます。

引用:Amazonプライムビデオ

次にAmazonプライムビデオですね。

また、Amazonプライムビデオではコンテンツ量がとても豊富で、海外のドラマなどにも強いですね。

何れにしても、観たい作品を探して観るのでしたら、この2つのサービスは活用してみることをおすすめします。

こちらは、プライム会員ですと月額400円から利用できるというコスパの良いサービスですね。

オリジナル作品も多く、歴史以外にも楽しめるサービスです。

桂小五郎のまとめ

如何でしたでしょうか?

以上、「桂小五郎」についてご紹介してきました。

今回は、「維新志士「桂小五郎」の刀や妻の松子(幾松)や改名遍歴、子孫や高杉晋作や新撰組との関係などについて紹介します!」と題してご紹介致しました。

ぜひチェックしてみて下さい。

それでは、今回はこの辺で。

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